昆布消費量日本一の県とは・・・
これからの時期、湯豆腐・鍋物に大活躍の利尻昆布。
当店が自信を持っておすすめする一等検昆布。 昆布〆(じめ)にも最適です。
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ところで、昆布の年間消費量日本一の県って知っていますか
それは・・・富山県なんです。
富山市が年間消費量1.033kgと、2位の青森市を引離してダントツなんです。(総務省統計局平成20年調べ)
むかし、1位だった沖縄県那覇市は11位。
昆布の消費量と連動するように、沖縄県の平均寿命も短くなったそうで、
平成12年には4位から26位に急落し、メタボの人が増えてきているとのこと。
昆布だけに限りませんが、食生活の変化が関係していることは確かなようです。
ちなみに、静岡市の消費量は年間506gで17位。
でも、不思議なのが・・・
昆布のとれない富山や沖縄が、なぜ消費量が多いんでしょうか。
それは、北前船で、北海道から運ばれてきたからなんです。
江戸時代〜明治中期にかけて使われていた北前船(きたまえぶね)。
北海道⇔北陸⇔沖縄など、主に日本海を行き来して莫大な富を築いた商船です。
北海道でニシンや昆布を積み、北陸や山陰で売りさばき、沖縄にまで運んで売りました。
そのなかでも、ホタテの干し貝柱などは、遠く中国まで輸出されました。
その影響で、今でも中国では高級珍味として珍重されています。
北陸の海岸沿いをドライブの途中、北前船の船主、右近家の館を見学してきました。
天井の高い母屋の他お蔵には、当時の隆盛を誇るいくつもの資料がありました。
写真にもあるように、裏山には贅を尽くした西洋館が見えます。
屋根瓦に刻まれた家紋は『お茶の実』。 橘(たちばな)の家紋によく似ています。
下の装飾瓦は、三日月にウサギでしょうか。
洒落ていたので、写真に撮ってきました。