かつお節の背節と腹節

松作商店の熟成本枯れかつお節です。

長いほうが背中側の雄節(おぶし)、短いほうが腹側の雌節(めぶし)となります。

この2本でカツオ半身分、生と比べると6分の1の大きさになっています

よく　「どちらがおいしいのですか」　という質問を受けますが

「雄節のほうがおいしいです。」･･･ということはないので

詳しい説明をすると結局長くなってしまいます。

雄節(背節)は、脂分が少ないため硬めであっさりとした風味で

お吸い物・煮物などの出汁に向きます。

雌節(腹節)は、脂がのっているので柔らかく削れ

濃いめの出汁が出て味噌汁・煮物に向きます。

あくまでもこれは目安で、

カツオの個体によっても違うので一概には言えません。

例えば、嵐のメンバーでだれが一番かっこいいですか？

と聞くのと同じようなものです。

ちなみに、上の写真のかつお節を裏返したのがこちらです

右上がカツオの頭側になります

腹節は、内臓をとった左側の部分がくびれています。

背節は、裏側が山の稜線のように三角形にとがっています。

松作商店のかつお節は、頭側を上にしてシールが貼ってあり

極上印の本枯れ節は、

厳選した日本近海で一本釣りしたカツオを原魚にし、

鹿児島の熟練した職人が丹精込めて仕上げた希少な逸品です

削ってから時間が経つと

かつおぶし本来の風味が極端に損なわれるため、

極上印の本枯れ節は1本姿売り(かたまりのまま)での販売のみとなります。