こだわりの柿渋塗り鰹節削り器

matsusaku2014-04-04








以前、中尾彬らが出演している、土曜朝の情報番組『知っとこ』という番組の『匠が届ける!冬の食卓』というコーナーで
当店が販売している鰹節削り器が紹介されました。
まずは、鉋(かんな)刃・・・

越後は与板の伝統工芸師「水野清介」氏の作品です。

やわらかい地金に、硬い鋼(はがね)を溶接して作ります。
地金は硬い鋼を支えるため、ある程度やわらかくなければいけません。
水野さんは、鉄橋の鉄材をリサイクルして使っています。
昔の鉄橋は、地金に最適な鉄材なのだそうです。

そして鋼は、最高に硬い高級安来鋼(やすきはがね)の青紙1号を接合します。

その焼き入れ温度は、800℃〜8005℃。
このわずか5℃の間で焼きを入れ、取り出さなくてはなりません。

そのあと、水で湿らせたハンマーで叩き、
爆発するように蒸発する水蒸気によって、鉄の中の不純物を取り除きます。

これら一連の作業が職人技を要し、伝統工芸士の称号を与えられるのです。

宝船の印上は、水野さんが責任を持って作ったことを証明しています。


鉋台の台打ち

カンナ台は、越後の台打ち職人西村祐一氏が作成しました。

単にカンナ台とあなどってはいけません。
大工カンナとしてもすぐに使用できる技術でつくられています。

鉋台は、3年乾燥させた硬い白樫をつかいます。
水野さんの作った鉋刃にあわせ、ひとつひとつノミで削って調整しはめ込んでいきます。

鉋刃手前の表木を数ミクロン削り、鰹節が鉋台に密着しにくいよう
摩擦を少なくして、削りやすくしてあります。

台の後ろには、西村さんが責任を持って桜の刻印花を押して仕上げます。

外箱は、桐材にエコ塗料の柿渋を塗って仕上げてあります。

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