新製品 職人仕立てのかつお節削り器

matsusaku2012-09-01







かつお節削り器の新製品が出来上がりました。

外箱は桐)、カンナ刃にはキレ味抜群の安来鋼(やすきはがね)を使用しました。


かつお節削り器の価格差は、カンナの違い】

鰹節削り器の命は、何と言っても鉋(カンナ)です。

日本刀や包丁などと同じように、鋼材の品質と職人の腕が左右します。

このかつお節削り器は、安来鋼青紙1号という鋼材を使っています。

安来鋼(やすきはがね)は、島根県安来市の日立金属安来工場で造られた高級鋼材で

硬さや成分によって青紙、白紙、黄紙などに分けられます。

詳しい説明はこちら


【伝統工芸士が鍛えた鉋刃】

鉋刃の写真です。 右上に青壱号と刻印が打って部分が地金となります。

地金とは、刃先に使う硬い鋼(青紙1号)を受けるための少し柔らかめの鋼材です。

その地金の持ち味が、しわのような模様となって風合いを出しているのです。
新潟与板の打刃物伝統工芸士、水野清介氏が丹精込めて仕上げました。


【職人手作りの鉋台】

鉋台は、硬い国産の白樫を使用しています。

その台に青紙の刃を仕込んだのが、


新潟の台打ち職人 越後三郎二代目 西村祐一氏です。

ひとつひとつ、鉋台を刃を合わせて組み込みました。

責任ある仕事をした証に三郎の刻印が打ってあります。



【桐の外箱】
外箱は木目を生かすために、胡桃油を塗ってあります。

時々クルミ油でお手入れをするることによって、より良い風合いになります。

胡桃油(35ml)

胡桃油(35ml)

価格:1,000円(税込、送料別)

松作商店の鰹節削り器【悠久】