鰹節屋おすすめのかつお節削り器

matsusaku2008-02-14

松作商店の鰹節削り器。入門用からプロ仕様まで!


削りたてのかつお節は、なんともおいしいものです。
かつお節屋の当店一押しの鰹節削り器は『鶴』。
選りすぐりの材料を使い仕上げました。当店オリジナルの長く使える至高の逸品です。
市場価格で20,000円以上の価値のある鰹節削り器です。
詳細はこちらから

【桐の外箱】kiri-sotobako
外箱は桐の木を使って作っています。
木目を活かし、木材保護のため、薄く透明な塗料が塗ってありますので、手垢などでも汚れにくくなっています。
ですが、3ヶ月に1回くらいは、固く絞った濡れ布巾などでのお手入れをおすすめいたします。
道具ですので多少のメンテナンスをしていただくことによってより長くお使いいただけます。

高級箪笥にも使われる桐は、湿度の多い梅雨時は木の細胞が膨張して中に湿気が入るのを防ぎ、冬に乾燥しているときは木も乾燥して箱の中を良好な湿度に保ちます。
鰹節の場合特に湿気を嫌いますので、このような理由から桐を使っております。

鰹節を削っていても台がずれないように、裏側にはすべり止めのゴム足がついています。


【鉋刃】kanna-ba
地金:新生地(しんなまじ)
刃金:安来鋼青紙2号 手打ち鍛造

鉋刃は、新潟与板の鉋鍛治が手打ちで鍛えて仕上げました。
通常の鰹節削り器は主にSK鋼という鋼材を使いますが、『鶴』には、 大工さんの鉋に使われる高級安来鋼(やすきはがね)の『青紙』 を使用。
しかも、日本刀と同じように叩いて鍛えた『鍛造品』を使っています。
カンナ刃には1枚1枚『鶴』の刻印を刻みました。
青紙の説明は こちら

職人が作る青紙の刃で鰹節を削ると、切れ味が良いため滑らかで力がいらず、スーッと伸びたきれいな削り花になります。
また、刃に粘りがあるため、刃こぼれがしにくいのです。

※地金と刃金の鍛接について
鍛冶職人が良い刃物を作るときは、元になる地金(炭素の少ない極軟鋼)の先に、刃金(焼き入れをして刃にする高炭素鋼)をのせ、炉で熱してたたき伸ばして鍛えて製造法します。
この技術で作られた打ち刃物は、切れ味が優れているばかりでなく、折れたり曲がりしにくいという長所を持っています。


【鉋台】kanna-dai
新潟三条市の台打ち職人、二代目三郎・西村祐一氏が仕上げました。
鉋台1つ1つに西村さんの『桜』の刻印が打ってあります。
1箱づつの鉋刃にあわせて、鉋台も微調整して作っています。
カンナの刃を抜くと台とカンナ刃に同じ数字や記号が打ってあり、1つ1つ手作りで調整されていることがわかります。

鉋台は、硬くて丈夫な白樫を使っています。
樫にも白樫・赤樫とありますが、より堅い白樫を使用しています。
しかも乾燥の度合いは、狂いが生じないよう3年以上乾燥させた上級品です。
大工さん・鳶職人さんが使用するカンナも白樫が使われます。

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