飲酒運転撲滅を願う

matsusaku2006-09-08


最近、飲酒運転による事後のニュースをよく目にする。


先月8月25日、福岡市で幼児3人が水死した事故。
和歌山でもガソリンスタンドに突っ込むなど、似たような事故が相次いでいる。

ネットを見ていたらこんな記事↓を見つけた。
【福岡県警一斉取締りを実施】
福岡県警は飲酒運転による幼児3人死亡事故を受けて、県内41カ所での飲酒運転一斉取り締まりを実施した。
摘発されたのは酒酔い運転が1件、酒気帯び運転が54件。飲酒運転の基準値には達していないが、呼気中にアルコールが確認され警告した件数は75件に上った。無免許など、その他の法令違反は266件。
悲惨な事故が、大きく報じられた直後にもかかわらず、モラルの低さを浮き彫りにした。



なんじゃそりゃ!
全然教訓が活かされてないじゃんか!!!



◆法律での規制には限界があるのか?

今回の福岡の事故は、飲酒運転より重い 『危険運転致死傷』 って罪に切り替えて立件する方針を固めたらしい。
これは、最高20年の懲役を科すことができるらしいが、立証が難しく適用のハードルは高い。
2005年に全国で摘発された人身事故約85万5000件のうち同罪が適用されたのは0,03%だけだそうな。


何でそんない少ないのか??


「酒は飲んだが、運転は大丈夫だった」 とか
「運転するつもりじゃなかったけど、むりやりさせられた。」 とか供述すれば、故意を否認した(わざとじゃない)ってことになって、立証するのが難しいのだそうだ。
普通の飲酒運転だけの罪で済んでしまう。

もっと大きなお灸をすえなきゃ。
他人が見ても、罪が軽いと抑止力にならないじゃないか。
って思うのたが・・・



◆そんな中で、飲酒運転撲滅をめざして活動している団体もある。

NPO法人 MADD JAPAN】
代表の飯田和代さんが、次女(享年20才)を飲酒運転のドライバーに跳ねられ殺されたことがきっかけとなり発足。

本部アメリカのMADDは、1980年アメリカで発足した世界で最も大きい犯罪被害者救済組織だそうだ。

未成年者の飲酒が招く悲劇をなくすよう、青少年のためのプログラムを組むなど、画期的な方法を実施することで、彼らの人生を酒とドラッグから守る努力を続けている。

そのマッドジャパンが事前にに飲酒運転を阻止しようと、署名を集めてまで行政に訴えようとしているシステムがある。





アルコール・インターロック・システム

これは、エンジンをかける前にアルコール検知器に息を吹きかけ、アルコールを検知すると車のイグニッションキーをロックし運転ができなくなるというもの。

米国・カナダ・英国・フランスなどですでに飲酒運転違反者の再犯防止のために、違反者の車に設置することを義務づけており、再犯率が75%低下するという報告もある。

MADD JAPANのホームページはこちら↓
http://www.maddjapan.org/
インターロック装着義務化 要望書の署名もここから出来ます。


ちなみに、スウェーデンは2012年からすべての新車に設置することを決定している。

(↑ボルボのアルコール検知システム)
中でもボルボは、アルコール検知器をドライバーのシートベルトに取り付けてあり、エンジン始動前にドライバーが息を吹き込み、アルコールをチェック。
アルコールが検出された場合は赤く光るとともにエンジンを始動することができず、検出されなかった場合には緑色に光り、シートベルトを締めるとエンジンを始動できるといったものを開発した。


『飲んだら乗らない。』ではなく
『飲んだら 乗・れ・な・い!』 というシステムだ。

日本でも是非、トラック・バスなどを含む全自動車に標準装備される日が来ることを願う。



ちなみに、楽天で人気のお手軽アルコールセンサーを見つけた。

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息を拭きかけるだけで呼気中のアルコール濃度がわかるアルコールチェッカー

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