多賀大社→安土城跡→近江八幡→水郷めぐり→長命寺
今日のおすすめ 日牟禮茶屋たねやの冷菓セット(水羊羹が絶品)
7月16・17日の連休。琵琶湖方面にドライブしてきた。
15日(土)の夜は、せっかくの週末だというのにお酒を我慢して、深夜3時頃浜松を出発して琵琶湖方面に車で向かった。途中、養老のサービスエリアで休憩して、彦根インターで降りた。
まだ5時半頃でどこも空いていないので、ナビで探したら近くに千代神社という神社があったので寄ってみた。
大河ドラマ功名が辻で話題の山内一豊の正室『ちよ』が祀ってある神社かと思って行ったら、主祭神は『天宇受賣命(アメノウズメノミコト)』芸能の神様で、一緒に祀られていたのがその旦那さんの『猿田彦命(さるたひこのみこと)』だった。こんな早い時間でも、一人お参りに来ている人がいた。 (向こうもそう思っていたのかもしれないが・・・。)
小雨の中を、彦根城へと車を走らせた。
まだ駐車場か開いてなかったので周りを軽く走ってきた。
ちょうど、お城の目の前の夢京橋キャッスルロードに出たので、以前も来たことのある『宗安寺(そうあんじ)』に寄ってきた。
宗安寺は、僕と同じ遠州地方遠江(とうとうみ)の出身の井伊氏(井伊直政公)が、関が原の戦いの功績として、家康より近江佐和山城を貰い受けたときに建立した浄土宗のお寺だ。
お盆の時期ということもあって、こちらも早朝にも拘らずお参りする人が数名いた。
そして、最初からの予定だった『多賀大社』へ向かった。
駐車場に衝いて6時半。大社門前の土産物屋はもちろん閉まっていたが、雨も止んだことだしお参りしに境内へ。
御朱印をいただこうとしたが、窓口がまだ開いていなかった。
ちょうど境内を掃除している神職の人がいたので、
「御朱印が欲しいんですが・・・。」と声をかけたら快く応じていただき御朱印を書いてもらうことが出来た。
また、多賀大社は8月3・4・5日と万灯祭があるということで、提灯を吊るす配線と骨組みが境内のいたるところに張り巡らされていた。
近くのコンビニで朝食をとり、南へ走り安土方面へ。
滋賀県立安土城考古博物館に行った。
そろそろ、お腹もすいてきたので昼食をとるため近江八幡へ向かった。
日牟禮八幡宮麓の和菓子で有名な『たねや』の日牟禮茶屋に行った。八幡宮境内は、駐車する車待ちでめちゃ混みだったが、たまたま空いたところに運良く入れることが出来た。
(自分はこうゆう場面で案外駐車場運がある・・・・・・と思っている。)
店内に入り、順番待ちの紙に名前を書くと15番目で、45分くらいかかるということだった。
ここも、すんごく混んでいた。
順番を待っている間、近くを散策しようと店を出た。
近くに、かわらミュージアムがあるというので行ってみた。
入館料300円だが、世界の瓦や・芸術的な鬼瓦などが展示してあって、なかなか見ごたえがあった。
30分位して帰ってくると、あと5人待ちくらい。だが、自分たちのあとにはすでに30人くらいの名前が書いてあった。
まだ少し時間があったので、バームクーヘンで有名なクラブハリエに行って。お土産用のバームクーヘンを買おうと思ったが、こちらもめちゃ混み。しょうがないので、その場で食べれるカットしたのを買おうと思って列に着こうとしたが、曲がった先の最後尾は20人待ちくらい。・・・あきらめました。
いざ、順番が廻ってきて日牟禮茶や店内へ。
注文したのは『せいろ蒸し膳↑』と『バームクーヘン豚の生姜焼膳』せいろ蒸し膳の中身は、季節のおこわ(米どころ近江のもち米使用)季節のおばんざい五品(赤こんにゃく、丁字麩など)、汁物、香物という感じ。
バームクーヘン豚の生姜焼膳は、豚にバームクーヘンを食べさせているので肉が甘いということだったが、それは微妙な感じだった。
でも、どちらも美味しかった。また来たいと思った。
食事中に出てきた、日牟禮餅(ひむれもち)という和菓子が美味しかったので、帰りに買おうと思ったらすでに売り切れ。
横のお客さんも「ひぐれもちありますか?」
(店員)「ひむれもちですね。」
(客)「えっ、あっ。そうそう、ひむれもち。」
(店員)「申し訳ございません。本日は売り切れました。」
まだ1時くらいのことである。
大人気!「たねや」恐るべし。
次は、せっかく琵琶湖に来たので船で「水郷めぐり」をしようと船着場まで車を走らせた。
料金は、一人1時間2,100円。2時20分頃着いて、3時出船ということだったが、人か多かったので随時出船で2時半頃乗ることが出来た。小雨交じりにもかかわらず、案外乗る人が多く混んでいた。いざ出船すると周りは「葦」だらけ。趣(おもむき)はあるのだが他はなにもない。
船頭のおじさんは、最初30分ほとんど無言で船を漕いでいる。30分経つと船を止め「ここで休憩します。」
おもむろに船縁に腰を下ろして、とつとつと説明をはじめる。
ここは、琵琶湖八景のひとつにも数えられる西の湖です。葦と水の里めぐりの舟の始まりは、この地を開いた豊臣秀次は宮中の優雅な舟遊びに似せ、戦国の武将とともに舟中で句を作り、謡の会、茶の湯を催し、その労をいやしたと伝えられていました。
最近まで、葦簀(よしず)をつくる葦を刈るためこの船を使っていたが、安い中国産に押され商売にならないのでやめてしまったのだそうだ。
現在はその船の再利用で、水郷めぐりそしているのだそう。最近ではテレビなどでの取材も多くかなりのお客さんが来るのだそうだ。
途中、腰の曲がったおばあさんの船頭とすれ違ったとき、当船の船頭が
「あのお婆さんは、もう80近くて陸では杖を突いて歩いているんだよ。」
「でも。昔から葦を刈るために船を操っていたから、船を漕ぐのはうまいんですよ。自分も含め、年寄りにはいいアルバイトです。」
と説明してくれた。なるほど、水郷めぐりは地域活性化と雇用の創出にも貢献しているという訳か。
また、『近江八幡水郷』が国の重要文化的景観第1号に選定されたということ。要文化的景観とは、2005年4月に改正された文化財保護法で新たに設けられたものだそうです。
なかなか風情のある水郷めぐりであった。
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まだ時間があったので、車で15分くらい、西国三十一番の札所である長命寺*1に行ってきた。
この参道の石段は本堂まで808段あるというが車で行ったので楽だった。すれでも最後の50段くらいは登った。「本堂」は重要文化財に指定されており、本尊、千手十一面聖観世音菩薩三尊一体も重要文化財に指定されている。
「本堂」の西側、「本堂」に近接して「三仏堂」(左の写真)が建てられている。
「三仏堂」は佐々木義秀の菩提を弔うため元暦元年(1184年)に造立したものと伝えられており釈迦、弥陀、薬師の三尊を祀っている。現存の建物は永正13年(1516年)の焼失後、永禄年間に再建されたものといわれている。
ここでも、御朱印を書いていただいて帰ってきた。
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いざ車走らせ米原方面へ北上し、今日の宿泊先のエクシブ琵琶湖へ向かった。
*1: 十二代景行天皇の代、武内宿彌(たけのうちのすくね)がこの山に上り、『寿命長遠諸元成就』の文字を柳の大木に彫り、長寿を祈願した結果、三百歳の長寿を保ったと伝えられる。その後、聖徳太子がこの地を訪れ山に上り、武内宿彌が彫った柳の木を見、感嘆しているとそこに白髪の老人が現れ、『この木で仏像を刻み、寺を建立するように』と告げ立ち去ったという。太子はこのお告げの通り、この柳の木で千手十一面聖観音三尊一体の像を刻み、推古天皇27年(619年)に本尊として祀り、武内宿彌長寿霊験の因縁で長命寺と名付けたのがこの寺の創始とされている。
当寺は永正13年(1516年)に戦火に遭い、伽藍の殆どは焼失してしまい、現存する建造物は大永年間から慶長年間(1521-1614年)にかけて再建されたものといわれている。