河津桜と湯〜トピアかんなみ

matsusaku2006-03-13

今日は風が強く久しぶりに寒いが、昨日12日は暖かくて良い天気だった。
先週寝坊して行きそびれたので、今日は8時半に浜松を出発して伊豆に河津桜*1を見に行ってきた。
桜祭りは本来3月10日で終わりだが、昨日インターネットで情報を見ると12日まで延長になったということだ。


トイレの神様
途中、湯ヶ島に明徳寺というトイレの神様を祀ったお寺があるというので寄ってみた。

明徳寺は、南北朝時代に建てられた曹洞宗の古刹。
東司(とうず、便所)の守護神である烏芻沙摩(うすさま)明王を祀ることから、下の健康を祈願する人々の参拝が多いということです。
自然木の「おさすり」や「おまたぎ」のあるトイレで手を合わせるのが習わしだ。
境内では御朱印入りの下着(500円から)や肌着の授与品もある。
例年8月29日は、東司まつりも開催され、境内では相撲大会のほか、出店も並びにぎわうのだそうだ。
他の観光客も少し来ていて、お守りのお札や下の世話にならないよう祈願したお土産用の下着などを買っていた。



雨が降ったりやんだりの天気の中、一路南へ向かった。
浄蓮の滝の駐車場は、観光バスでめちゃ混みだったので素通りして、道の駅「天城越え」に寄った。

こちらも混んでいたが、観光バスはいなかった。公共の施設だけに観光バスが寄ってもリベートなどのメリットがないのかな、と思った。
ちょうど12時だったので、食堂で椎茸蕎麦600円と猪どんぶり400円を食べた。
味はまあまあだった。
自分としては、時々取り寄せる北海道「吉粋」の韃靼蕎麦(だったんそば)もおすすめである。



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【河津来宮神社
腹ごしらえが出来たので、天城トンネルを抜けループ橋を走り河津に向かった。
ナビを来宮神社にセットしてあったので、最初に寄ってお参りした。
河津の来宮神社は、杉桙別命(すぎほこわけのみこと)という神様をお祭りし、その神話*2に由来し、毎年12月18日〜23日まで鳥と酒を断つ(口にしない)鳥精進・酒精進の風習が残っている。


また、樹齢1000年以上とされる最大直径14m,高さ24mの「大楠」も圧巻で、国の天然記念物に指定されている。近くに寄るとその大きさに圧倒され、生命力と神々しさを感じる。
昔「河津郷七抱七楠」と呼ばれていた7本の大楠の中で現存しているものはこの来宮神社の1本だけでだそうだ。

神話で火事になったことに由来するのか、横に火の神様の秋葉神社がお祀りしてあったのでそちらも拝んできた。




河津桜祭り会場の近くに車をとめ、川沿いを散策した。
もう11分咲き(散りはじめ)だったが。観光客はかなりいた。

本州一番の早咲き桜  河津桜  
当店通常価格 1,650円 特別価格 980円

桜 15cmポット入りか根巻き、高さ70cm苗
開花期3月中旬、緋寒桜と大島桜の交配種、早咲き種


また、露店は今日で店仕舞いのため安売りをしているところもあった。
今日は、露店で伊豆の生椎茸を買おうと思っていたので、適当な店を見つけ500円で購入した。立派などんこしいたけが20個くらい入っていた。



【湯〜トピアかんなみ
河津をあとにして、恒例の日帰り温泉に入るべく帰路についた。
事前にネットで調べてあった田方郡函南町の「湯〜トピアかんなみ」に向かった。
やはり日曜日だけあって、結構混んでいた。
露天風呂からは、晴れていれば富士山が一望できるのだろうが、今日は曇っていてだめだった。プールも同じ料金では入ることができたが、水着を持っていなかったため入れなかった。
泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉 (低張性アルカリ性高温泉) 63.0度 pH8.9ということだった。
低張性ってなんだろうと思って調べてみた。簡単に言うとふやける感じがするのが低張性ということらしい。詳しくはこちら*3
1時間半くらいい館内にいて出た。



【伊豆村の駅】
途中でによって、地元の野菜などを少し買ってきた。

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夕食は、沼津のグルメ街道にある藍屋に行った。休日なので満席で少し待った。
食事を済ませ東名にのって浜松に向かった。途中日曜洋画劇場トゥームレイダー2をやっていたので、牧の原サービスエリアに車をとめて見入ってしまった。
浜松に着いて自宅に帰るとちょうど12時だった。

*1:河津桜とは早咲きの桜で、伊豆の温暖な気候の特色を生かし毎年2月上旬から開花しはじめ約1ヶ月を経て満開になります。この桜は本州でも早咲きの種類に分類され、開花の過程を楽しめ更に満開を長く維持できる特徴もあります。

*2:昔、川津の郷に杉桙別命(すぎほこわけのみこと)という、大変武勇に優れた神様がおられました。お顔はきついが心はとても優しい神様でした。
ある日、命(みこと)がお酒に酔って野原の石によりかかり気持ちよく眠っていると、いつのまにか燃えさかってきた野火が、すっかりあたりを取りまいてしまいました。
その時でした。空が急に暗くなり、ポツリポツリと大粒の雨が降ってきました。暗くなったのは、何千、何万という鳥で空がいっぱいだったからです。その鳥が、河津川に飛び込んでは命(みこと)の上に飛んできてはばたき、雨のように水を落とし火を防いでいたのです。危うく命が助かった命(みこと)は、鳥たちに礼を言うと、鳥たちも安心したようにそれぞれの山へ帰っていきました。
 命(みこと)は鳥たちに手を振り、別れを惜しみながら考えました。「お酒が大好きで、飲みだすと酔いつぶれるまで飲んでしまう。平和な村なのでつい気をゆるめすぎた。これからは、お酒を飲むのをつつしみ、村人の幸せのために心を入れかえ、がんばろう。」
それからあとは、大好きだったお酒もつつしんで、村の平和のために力を尽くしました。河津は、ますます平和な郷になったということです。
 今でも河津町の人たちは、神様の心を忘れないように、毎年12月17日から7日の間、お酒を飲まない、鳥を食べない、卵も食べない、という「鳥精進・酒精進」を守っています。もしも、これを破ると、火の災いにあうと信じています。

*3:日本の温泉に多く、温泉の濃度をヒトの体液の浸透圧(1kg中8.8g)を基準にして分類したとき、溶存物質総量が1kg中8g未満の低い浸透圧のものを「低張性(ハイボトニック)」という。
ほかに、等張性はヒトの体液とほぼ同等の浸透性を持ち(アイソトニック)と言います。スポーツ飲料でよく聞く。
高張性の温泉の特徴は、湯に溶け込む各成分量が多く浸透圧の関係で温泉成分がヒトの体に入りやすいために、体の循環系統が活発になる等の作用があり効能は堪能できますが湯当たりし易いとされています。