藤枝清水寺とふれあいの泉
ここ数年、休日というと日帰り温泉に行くことが多い。
今回も藤枝･島田方面にドライブに行ってきた。
浜松を出て、磐田バイパス･袋井バイパス･掛川バイパスと走り大井川を越えて北に走ると、30分くらいでふれあいの泉という日帰り温泉に着く。
今まで有料だった3つのバイパスがすべて無料なので、東名を使わなくてもすんなりと早く着く。
途中、昔ながらの農家を改装した川根町の蕎麦屋「川根路茶寮ひらら」に寄って、鴨南蛮ととろろそばとこんにゃくの味噌田楽を食べた。
ここは、農家がそのまま居抜きで蕎麦屋になっているので、少し薄暗く暖房も頼りない感じだが、それがまた趣(おもむき)と風情がありなかなか良い雰囲気だ。
建物の中には、囲炉裏が2つと神棚も2つ平屋だが間取りも大きく、昔庄屋さんだったのかなという感じ。調べると130年前に建った建物だそうだ。
蕎麦も美味しいく、だしが非常に良く効いていた。
自分自身だし屋なので、しっかりとだしが出てると『いい仕事してますねぇ〜』と感心してしまう。
こんにゃく田楽の味噌も、隠し味に麦が入っていて、ほんの少し金山寺味噌のような風味で美味だった。
ここの蕎麦の美味しいが、僕自身時々取り寄せる北海道｢吉粋」の韃靼蕎麦（だったんそば）もおすすめである。
蕎麦・そば粉・そば茶・だったん・そばの種などをこちらより通販で。
また、川根は静岡でも特に美味しいとされる川根茶の産地でもある。
川根茶と表示し販売できるのは、100％川根で作られたお茶だけ。
その川根茶を30年以上農薬を使わずに生産している◆お茶作りの名人◆岡村さん親子がつくったお茶がこちら↓
そのあとは「川根温泉ふれあいの泉」ここはいつ行っても混んでいる。
が、泉質もよく湯量が多く日帰り温泉にしては珍しい『掛け流し』なのが気に入っている。
ちょうどお昼ごろ入ったので、運良く温泉の中でＳＬを見ることが出来た。
泉質：ナトリウム塩化物泉（源泉掛け流し）（高張性・弱アルカリ性・高温泉）
温度：49度
湧出：自噴８６４リットル/分（日量１２４０ｔ）
※源泉は毎分2,000㍑出るそうだが、多すぎて864㍑に調整しているそうです。
温泉を出て、一路藤枝の清水寺に向かった。
ちょうど今日が縁日だそうで、寺社仏閣縁日好きとして行ってみることにした。
ナビを見ながら近くに行くと、縁日のため通行止めということで途中に車を止めて歩くことにした。
15分くらい歩くと藤枝総合運動公園というのがあって、そこからまた1kmくらい歩いた。
何でこんなに長くの道のりを通行止めにするのだろうと、うんざりしてしまった。
途中、不動明王を祀った場所に湧き水らしきものがあって皆飲んでいたので、僕も一口飲んだ。美味しかった。が、湧き水の奥、元のあたりを見るとどうも怪しい。水道管と蛇口が付いている。
引き込みの途中で暗渠(あんきょ)になっているため定かではないが、水道水のような気がしないでもない。
水のことはさておき、不動明王の短めのほうのの真言「ノウマクサンマンダ・バザラダンカン」と唱えて目的の清水寺に向かった。
2分くらい歩くと階段があり「音羽山清水寺」と石柱に書いてあった。京都の清水寺と同じ山号だ。駿河三十三番観音霊場の一番札所。この縁日は、富士市の毘沙門天、浜松の鴨江観音
とともに、県下三大縁日のひとつに数えられている。
ご本尊は千眼千手観世音菩薩、僕の干支子年(ねどし)の守り本尊だ。
二礼二拍手をして千手観音の真言(オンバザラタラマキリク)と唱えて拝み、今年から集め始めた御朱印を書いてもらうべく受付へ行った。
別に、真言を唱えることを強調している訳ではないが、一様かたちに乗っ取ってやったほうが良いかなと思うからである。拝むときも、自分の場合特にお願い事はせず、ただ頭を下げるだけ。
何かを頼まなくても、神様なんだから何を困っているかを見抜いて、きっと力になってくれるだろう。なんて思うからだ。
料金300円を払って持参の御朱印帳を渡すと、もうすでに書かれている御朱印の紙を渡され、自分で張ってくださいということだった。きっと、縁日で忙しいので手間を省くためなのだろう。窓口で糊を借りて自分で貼り付け、日付だけはお寺の人に書いてもらった。
また帰りも延々2kmの道のりを歩いた、途中弘法大師の歩いた路というのがあったので、そっちに行ったら、結局もっと長い道程を歩くことになってしまった(-_-;)
露店がある辺りまで来たので、せっかくなので大判焼き120円を2つ買ったら、もうお店しまうから2個で200円で良いよって言われた。
他の露店で鳥ステーキ300円を買ったら、こちらももう最後だからと余計に1個サービスで付けてくれた。
清水寺のご利益だろうか？？？
そんなこんなで、またバイパスを走り地元浜松へ帰ってきた。
