円空仏に宿る凛とした日本の魂

matsusaku2018-03-12







岐阜県美術館で3月11日まで行われていた円空大賞展。

そこに展示されていた、

円空青面金剛像(しょうめんこんごうぞう)です人差し指

この仏さまは、かいつまんで言うと

人体に宿るという3種類の悪い虫を払うための信仰対象で

神道だと猿田彦神と同じとされています。

そのため、足元には三猿が彫られることが多いです。

今回は写真撮影が可でしたので、展示室の中では・・・
右側のケースに安置されているものがそうで

高さ49.6cmとそれほど大きなものではありません下降

そして、別の部屋には


白山妙理大権現像という神様の像もありました下

仏様ではないので、仏像ではなく神像と言いますひみつ

昔の日本にあった、


神と仏は同じという神仏習合の考え方では

白山妙理大権現像の本地仏は十一面観音菩薩になります。

裏面にはしっかりと筆文字で名前が刻まれていました筆

円空の彫る神像や仏像は、


いっけん荒々しいものが多いですが

日本の神様が持つ凛とした力強さを感じることができます日本