日テレドラマ「おせん」に登場 本枯節かつお節

matsusaku2008-06-17


いま、毎週火曜日夜10時から、日本テレビ系で「おせん」というドラマをやっています。

第9回の6月17日のテーマは「本枯節のかつお節」。
老舗料亭の一升庵の女将おせん(蒼井優)が仕入先にしていた焼津かつお節屋が、鰹パック工場を作るため昔ながらの「本枯節(ほんかれぶし)」の製造をやめるという。
生まれた時から「本枯節」に親しんできたおせんは、いてもたってもいられなくなり焼津に向かう・・・というストーリー。



ここに出てくる本枯節とは、昔ながらの硬い鰹節のことです。
半年近くかけ、カビ付けと天日干しを3〜4回繰り返して、旨みを熟成・濃縮した鰹節です。
ここまで枯らすと、生のカツオの6分の1位の大きさまで小さくなります。
鰹パックにする若い鰹節とは違い、生臭くなく芳醇な香りで、削りたてをそのまま食べると自然に唾液が出てくるほどの旨みが凝縮されていますです。



ドラマでは、焼津が舞台ですが、実際本枯節(仕上げ節)の生産量とは鹿児島県が98%、焼津が2%となっています。
鰹パックにする荒節の生産量だと、焼津は30%のシェアとなります。
テレビの影響で、鰹節といえば焼津というイメージになっていますが、鰹節の生産量は鹿児島県のほうが断然多いのです。



和食文化がはぐくんだ、世界一硬い発酵食品かつお節。
香りたつ削りたてのかつお節、本枯節の味を、一度ご賞味してみてください。


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