京都旅行①伏見稲荷大社・清水寺・上賀茂神社

matsusaku2007-03-29



3月25日・26日と家族で京都に旅行に行ってきた。
朝5時に浜松を車で出て、東名〜名神と走り京都南ICで降り伏見稲荷大社に向った。


京都のホテル・旅館予約は楽天トラベルで

                                                                                                                                              • -

伏見稲荷大社

着くまでは小雨交じりだったが、境内に入ると傘をさすことがなくお参りできた。
言うまでもなく、ここは全国約4万のお稲荷さんの総本社だ。

ご祭神は、宇迦之御魂大神(うかのみたまのかみ)。
 この神様は、素盞嗚尊(すさのうのみこと)の子神であり、古代京都の豪族「秦氏」の氏神様でもある。
伊勢神外宮に奉祀されている豊受大神(とようけのおおかみ)と同じく食べ物を司る保食神(うけもちのかみ)だ。
神紋の「抱き稲」でもわかるように、もとは五穀豊穣の神様だったが、商人たちが商売繁盛を願って勧請したことから商売繁盛のご利益があるとされている。

という訳で、お稲荷さん=狐ではない。
お稲荷さんにいる狐は神様のお使い白狐(びゃっこ)で目に見えない霊狐なのだ。



手水舎で手を洗い本殿をお参り。
ここは裏の稲荷山全体が信仰の対象ということで、本殿裏の山の麓でもう一度お参り。
2つある神馬舎を見て、すんごい数の鳥居のトンネルを抜けて奥社奉拝所へ。

どちら側通行か解らなかったので、右側から入った。
奥社でお参りし、表鬼門・裏鬼門の置くと良いというお清めの砂を買った。
奥に重軽石があった。
石を持ち上げ、軽く感じたら願いがかなうというやつだ。
左右に1つづつあったので右を選んで持ち上げてみる・・・・
重いような軽いような、ビミョーな感覚だった。



その後、今まで使っていたご朱印帳がいっぱいになったので、伏見稲荷社務所で新しいものを購入。
ご朱印を頂いた。帰りにおみくじを引いて伏見稲荷を後にした。
[rakuten:tankosha:708640:detail]

                                                                                                                                              • -

清水寺まだ、午前中だったので清水寺に行くことにした。
春休み→日曜日→観光地→めちゃ混み
って訳で車を止めるのに少してこずったが、どうにか一番近い駐車場へ。



山門あたりのサクラは、1分咲きというところか。
本堂の横の大黒様、本堂に上がりご本尊の千手観音をお参り。
自分の生まれ年「子年」の守り本尊で、真言も覚えていたので、オンバザラタラマキリクと唱えてお参り。
ご本尊の周りには、梵天帝釈天八部衆・四天王など千手観音を守る二十八の天部衆が安置されていた。


本堂を過ぎると縁結びにご利益があるという地主神社
若い女性と、なぜか外人さんが多い。
これも世界遺産たる所以か?
[rakuten:book:11901309:detail]


お参りしてご朱印を頂く。ここはお寺なので、お寺用の御集印帳に書いてもらう。
大慈閣」と書かれていた。観音様の大きな慈悲を表しているという。
「あちらの阿弥陀堂でもご朱印がいただけますよ。」
という言葉の従い、その先の阿弥陀堂へ。
お参りして、ご朱印を頂く。
阿弥陀如来」と書かれていた。そのまんまである。
音羽の滝と通り過ぎ、随求菩薩を祀ってあるという随求堂で胎内廻りをした。



帰りに寄った八ツ橋の「元祖西尾為忠商店」。
ありがちな感じでおばちゃんが試食をすすめてくれる。
食べてみると他の八橋とは一味違う。絶品!
店の中では、どんどん新しいものを作っている。

創業300年京都でただ一社という四角い八ツ橋。保存料、添加物一切なし。
夏場で2日冬場で4日しか日持ちはしないらしい。
これはおすすめである。

                                                                                                                                              • -


上賀茂神社平成6年世界文化遺産登録(山城尾の国一之宮)
賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)
車で少し走って、上賀茂神社へ。
遅めの昼食を門前の蕎麦屋で食べた。
手水舎で手を洗い鳥居をくぐると、印象的な立砂が。

これは、上賀茂神社のご祭神「賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)」が光臨したという神山(こうやま)を模しているのだそうだ。
玄関や鬼門を清める盛砂もこの立砂信仰が起源、お清めの意味合いがある。




奥へ進んで本殿へ。

お参りした後、今国宝本殿の特別参拝を受け付けているというので申し込んだ。


畳20畳くらいの部屋で待っていると案内の祢宜らしき人が来て説明を始めた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
神代の昔、このあたりに激しい雷が鳴り響き、それがやんだあとに朱塗りの矢が落ちていた。
豪族の賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)*1の娘の建玉依比売命(たけまよりひめのみこと)の枕元にその矢を置いて置くと、懐妊し男の子を産んだ。
夫が誰か分からなかったので、八百万の神を並べ男の子に誰が父か申してみよ。
と尋ねると、我は神の子なりといって天に昇ってしまった。
玉依日売命が悲しんでいると、神の子は夢の中に出てきて「天羽衣をつくり、葵を飾って待っていなさい。」
といったので、そのようにしていると天に昇った子が賀茂別雷神となって現れ、上賀茂神社の北北西にある秀峰神山(こうやま)に降臨した。
その後、上賀茂神社の祭神として奉祀しました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
という内容だった。



そして、先に進め縁側より国宝の本殿を見学した。
ちょうど風が吹いてきて、あたりの木々がそよそよと揺れていた。
神主の説明だと、風が吹くのは神様が歓迎しているからだということ。
嘘か本当かは別として、清清しく凛とした空気が感じられた。
自分たちの正面の本殿の狛犬の後ろ隅に一羽のカラスがとまっていて、ちょうどこちらを見ていたのが印象的だった。
ここのご祭神のおじいちゃんにあたる賀茂建角身命の化身が八咫烏ということなので、もしかしたら見守っていてくれたのだろうか・・・。


また、上賀茂神社狛犬は金と銀で塗られていて、金色に緑のたてがみのほうが獅子、銀色に青のたてがみのほうが犬ということだった。



そして、本殿は本殿・権殿とまったく同じつくりのものが東西にひとつづつあり片方に神様をお祀りしてあるという。
なぜ2つあるかというと、神殿の補修や万が一の時神様をすぐにもうひとつの本殿に移っていただけるようにとのことだそうだ。
現存の建物は文久3年(1863年)に建てられたもので、それまでは21年ごとに立て替えていた。
今は、国宝に指定されたため建物はそのままで、檜の皮で葺かれた屋根の葺き替えだけをするそうだ。
四十二回目となる次の式年遷宮は8年後の平成27年、屋根の桧皮(ひわだ)の葺き替えは1日約1?しか行うことができず。その葺き替えだけの費用で14億円、一万三千点を超す古文書の修理と、檜皮を自前で調達できるようヒノキ林を境内で育成する山林整備も入れた総費用は二十三億円となるそうだ。



見学し終わると、その桧皮を1,000円で奉納できるというので、実際に屋根に使う桧皮にマジックで住所氏名を書き奉納した。お返しに桧皮をパウチした小さなお守りをくれた。

[rakuten:book:11217880:detail]



最近オーラの泉などでお馴染みの江原啓之氏もこの本↓の中で上賀茂神社はご神気に満ちていると書いている。





江原啓之神紀行(3)

ショップ名: 楽天ブックス

価格: 1,100 円




【内容情報】(「BOOK」データベースより)

スピリチュアル・カウンセラー江原啓之。「スピリチュアル・サンクチュアリ」第三弾。今回は、日本の古都「京都」のサンクチュアリへ。




【目次】(「BOOK」データベースより)

京都編(醍醐寺―燃え上がるのは浄化のための炎/八坂神社―人生を切り開く必勝の神社 ほか)/京都郊外へ(天橋立―今も聖域として大切に守られている名勝/坂本〜比叡山門前町・坂本から比叡山へ)/お守り、おみくじ、護摩木はスピリチュアルなサプリです/あなたの願いを導くスピリチュアル・サンクチュアリ案内(Success/Money)




*1:賀茂建角身命
神倭磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと)=神武天皇が、日向の地をを船で出て東征の折、暴風雨に遭い紀伊半島の熊野に立ち寄り道に迷っていたので、天照大神の命を受けた賀茂建角身命八咫烏に化身し道案内を務めた。そして神倭磐余彦命は大和の国と統治して、初代神武天皇となった。