花火大会真っ盛りⅠ(遠州新居諏訪神社奉納煙火)

matsusaku2006-07-29

昨日7月28日(金)、新居町の手筒花火を見に行ってきた。

浜松市中心部から車で約30分、混んで渋滞しているかと思ったらとてもすいていて、7時頃新居町役場に車をとめることが出来た。





手筒をやる場所は新居小学校

まだ少し早かったので近くをぶらつくと、浴衣を着た町の人たちがいかにもお祭りといった小気味良いリズムの笛と太鼓を叩いて練り歩いていた。

各家々には、軒先に『御神燈』が掲げられ、窓越しに見える家の中では、ビールを飲みながら親戚などと一緒に寿司桶を囲む家族の姿がみえた。
花火の楽しみの一つである露店が出てなかったのがちょっと残念だった。





7時半から始まるということで会場の新居小学校まで戻ると、200人くらいの人が集まっていた。

校庭が広いので、意外と見物客が少なく感じた。

新居の花火は、今日28日(金)と明日29日(土)の2日間あり、今日は『試み』といって今年の花火の出来をみるのが趣旨らしい。

でも、かなり多く200本くらいの手筒が披露された。





諏訪神社祭礼の奉納として行われる手筒花火】
詳細はこちら*1



19:30 緑星という緑色の打ち上げ花火(山開きというらしい)を合図に、重さ60kgの「大筒」という手筒花火が3本点火された。

最初は、火の勢いが強いので斜めにして噴射させ(↑上の写真のような感じ)、
10秒位してある程度火の勢いがおさまると直上に噴射させ(↓下の写真のような感じ)
一歩一歩前に歩いて披露する。

噴射時間は約1分くらいだった。



役花火と呼ばれるこの大筒の3本目が、いきなり点火と同時に「ドカン!」と爆発。

地元では「着けドン」と言い、とても珍しいらしい。

その後も4〜5本爆発はあったけど、点火後数秒経ってからとか、最後の底が抜けての爆発とかそれほど大きいものではなかった。これは、よくあることらしい。

地元の人の立ち話だと、爆発は不可抗力らしく、それでも今年は爆発が少ないそうで、明日の本番は大丈夫そうだね!といっていた(^^ゞ


そのあとは、少し小さめ目(それでも20kgくらいありそう)の花火が次々と打ち上げられた。

200本以上は披露されただろうか。延々と続くので、8時45分頃引き上げてきた。

打ち上げ花火なども含め、今日・明日の2日間で約2,000本の花火が上がるということだ。

前のほうにいたので、帰るとき後ろを振り返ると、来た時の数倍、かなり沢山の人が校庭で見物していた。

今日よりも明日の本番のほうがすごいらしく、新居町指定文化財にもなっている『猿田彦煙火』が見たかった。

明日はこれそうものないのでちょっと残念だ。


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愛知県豊橋市(旧 吉田)の手筒花火銘菓


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 『吉田の手筒』




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★☆ 平成18年 煙火番組日程 ★☆
◎試み 23日(金) (新居町小学校校庭にて)
19:30〜 煙火開始、緑星、大筒(1.仲町 2.源太山町 3.上田町 4.高見町 5.中田町)、三役(1.源太山町 2.上西町 3.仲町
20:00〜20:20 打ち上げ花火、六本揃(6町)
20:30〜 打ち上げ花火
20:45〜 細工花火(細工花火保存会)、打ち上げ花火、三双筒/源太山町サーコイ
21:00〜 スターマイン

◎24日(土) (新居町中学校校庭にて)
<昼の部>
13:00〜 お宮参り
<夜の部>
18:30〜 練込(1.仲町、2.高見町 3.上西町 4.中田町 5.上田町 6.源太山町)
19:15〜 山開き 緑星
19:25〜 大筒(上田町)
19:40〜 大筒(仲町)、スターマイン、打ち上げ花火
19:55〜 大筒(源太山町)
20:10〜 猿田彦(上西町)、打ち上げ花火
20:25〜 双筒(中田町)
20:40〜 大筒(高見町)
21:00〜 スターマイン

【交通】JR新居町駅から新居小学校まで徒歩約15分、新居中学校まで徒歩約20分

*1:

新居の手筒花火は、享保10年(1725)には行なわれていたことが、確認されており、『東海道の奇祭』として、全国よりイベント等の出演依頼がたくさんあり、毎年のように新居の手筒花火が披露されている。

手筒花火の発祥は、三河国吉田藩(現豊橋市)だと言われており、新居関所が元禄15年(1702)より吉田藩の管理となり、それに伴い手筒花火が、新居に伝わったそうだ。

宝暦10年(1760)から行なわれるようになったとされる猿田彦花火は、新居町西町だけで行なわれ、『天照大神』が天の岩戸から出る時、松明をかざして道案内を務めたという『猿田彦神』の伝説を元にしたと言われている。

昔は諏訪神社境内にて行なわれていたのでもっと間近で見ることが出来たそうだが、参加者・観光客の増加により、昭和42年(1967)から、小中学校の校庭にて行なわれるようになった。
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