テレビとインターネットの融合

フジテレビとライブドアの和解成立。
これを話題にブログを書いている人は自分も含めてごまんといることだろう。



100億稼ぐ仕事術


100億稼ぐ仕事術



著者:堀江貴文

出版社:ソフトバンクパブリッシング

本体価格:657円




今回は、本質よりもマネーゲームのほうが主に取り上げられているが、ホリエモンのいうテレビとインターネットを融合させたメディアでどんなことができるのだろう。
個人的に考えてみると、双方向通信を生かしたエンターテーメント性やビジネスチャンスの広がる余地はかなりあると思う。


それを爆発的に広げるためには、インフラやハードの整備も必要だが、何よりも子供から年寄り誰が使っても簡単に操作ができることだと思う。
たとえば、今見ているドラマの俳優が着ている洋服が欲しいときなど、リモコンを操作すれば横に販売メーカーや値段が出てきて、そのまま購入することができる。とか、旅番組を見ていてよい場所があれば、リモコンを操作してその詳細情報をプリントして出力できるとか。

その時、画面横に出すスポンサーを募集する広告ビジネスも大きな市場だろう。


では、インターネットですべて出来てしまって、家から外に出なくなるかというとそうでもないと思う。
商店街のイベント情報を流し、集客をすることもできるだろう。
その時、ただ商品の宣伝やバーゲン情報など流しても意味はないと思う。
あの店の名物定員が面白いとか、この店の屋上からは普段気が付かないこんな景色が見えるとか、時間限定で焼きあがるパンやお菓子があるとか、先着何名までドリンクサービスなど、行ってみないと楽しめないエンターテイメント性をアピールすることが必要だと思う。


うちも物販のお店だが、わざわざ買いに来てもらうにはそれなりの品揃えと、その商品の役に立つ使い方など専門的なアドバイス、時候の話でも交えてお客さんに楽しんでもらう会話など、スーパーやコンビニのようにただ売るだけではない、買う楽しさの演出が必要だと思う。


中心商店街の衰退、これからは郊外店に押されてだめだなどよく言われる。
でも、どんな田舎に行っても、一軒だけはやっている蕎麦屋があったり、一般住宅のなかで営業している料理屋が妙にはやったりしているところもある。


これからの時代、各個店の個性や出かけたくなるような商店街のエンターテイメント性、出かけてみたときのサプライズがあればまだまだ捨てたものではないと思う。